田所伸張の「希望の轍」

先日、ちょっとした工事の依頼があり、朝早出にて福島県南相馬市へ

震災の後、その被害を、また復興の状況を確認しておこうと思いつつ、なかなか出向けずにいました。

当社からは一度茨城県に入り、常磐自動車道にて北上するルート・・。

標識に浪江町・双葉町の表示があり・・ここがそうかと思った風景は・・。


人の気配を感じさせない民家。
伸び放題の田畑。


行き交うのは除染作業の工事車両と作業員。





衝撃でした。

震災の時のまま・・



常磐道の道脇にある放射線測定計は最大７マイクロシーベルトを
表示していました。






復興を掲げ、早４年が経過して、どのような結果が出たのか？

ひたすら除染作業を進めることが復興への道なのでしょうか？

私にも答えは見つかりませんが、避難されている方々が早く安心できることを祈るばかりです



保管されている汚染土壌
いたるところで山積みです。

栃木県では矢板・塩谷地区にて処理場が検討されています。
こちらも難しい問題です。






工事自体は順調に完了し、夕方には栃木に戻って参りましたが、何か重大且つ難問の宿題を貰ってきたような
気がしています。