一度の出会いが一生のお付き合いに

私が、東京・浅草での修行を終え、この地元栃木県に戻り、建築業を始めてからもう40年が経過致しました。私はこれまで色々な人に出会い、色々な形でお付き合いをさせていただき、それが一番大きな財産となっております。
この40年の間、「家を建てる」という私共の仕事も様々に変化してまいりました。新しい技法・新しい材料・新しいデザイン。
私共・田所建築は「温故知新」の精神を忘れず、新しく良いものは取り入れ・古く良い技法は守る、お客様第一主義をモットーにしております。
だから私はいつもお願いしております。
「是非、一生のおつきあいを」と。

木造住宅へのこだわり


当社の建物は全て木造住宅です。
ときにはお客様の強いご希望により、鉄骨やコンクリートでの施工も行いますが、原則はやはり「木」にこだわっています。
どうして、「木」にこだわるのか・・
それには4つの理由があります。


1.日本との相性
                                                                  
 
私達の住む日本は、非常に湿気の多い国です。四季が巡り気候も穏やかで生活する環境は優れているなかで欠点と呼べるものだと思います。そんな環境のなか昔の人々は建築資材として「木」を用いてきました。もちろん、入手しやすいものであったということも1つの要因でしょう。しかしそればかりではなく、やはり日本の風土によく合っていたからからではないかと思います。例えば、「木」は伐採され製材された後でも呼吸を繰り返します。そうして湿気の吸湿・放湿をしながら室内の湿度調整を自然と行っているのです。また、土足で家の中には入らない習慣の日本人にとって、「木」の持つ<ぬくもり>も重要であったでしょう。
家の中で直接触れる「木」が放つほのかな暖かみは、コンクリートや鉄には持ち合わせることのない自然の<ぬくもり>です。
日本の風土と木造住宅、これは古来より試行錯誤が繰り返されたなかでたどり着いた「相性の良さ」により結びついているのです。


2.環境にやさしく

 
近年、地球の温暖化が叫ばれています。温暖化を抑止するためには温室効果ガスを大気中から減少させる必要があります。特に温室効果ガスの約60%を占めるCO2を大気中に放出せず固定しておくかが重要なポイントになります。今、地球上では文明が発展するに伴い、乱開発が進み、二酸化炭素を固定化してくれる植物などが失われています。私共、建設業者もその責任の一端を背負っております。例えば今、国内で消費されている木材の約80%は海外からの輸入材です。コスト安により海外に視野が向いてしまっているのです。結果、森林の伐採に拍車をかけてしまっているのが現状です。そこで、私共は国内産の材木を出来るだけ使用するように心掛けております。森林伐採には変わりないように見えますが、実は大きな違いがあります。私達が使用する木材はきちんと計画され伐採されたものだからです。
「木」は樹齢20年~30年くらいで光合成のピークを迎え、その後は徐々に力が衰えていきます。そして光合成により、CO2を固定する力よりCO2を吐き出す量の方が増えていくのです。私達は、その「木」を伐採し、住宅材料としての新しい役割を与え、そして代わりに新しい「木」を植えるのです。これが最も効率の良いサイクルだと考えているからです。


3.木の特性

 
「木」には様々な特性があります。
前述した調湿効果・保温効果も大きな特性ではありますが、その他にも、難燃効果や防音効果、衝撃吸収効果などもいわれています。例えば材木を燃やした場合、内部芯が燃えるまでには時間がかかり、鉄よりも遅いといわれています。また、「木」は音を吸収し調整しますので防音効果もあります。さらにショックを吸収するやわらかさも併せ持っています。もちろん悪いところもあります。傷つきやすいところや腐食しやすいところなどもありますが、それも含めた上での「木」の持つ特性には魅力があります。


4.独特のやさしさ

 
一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
「木」の持つやさしさを。例えば木目の美しさや強さ、例えば香り、例えばぬくもりなど。
特に香りには、テルペン類の成分が多く含まれ消臭や殺菌効果のほかに人間の心をリフレッシュさせる働きがあるといわれています。それがたとえ見えない部分であったとしても構造躯体に使うことにより、より良い生活環境を創ることができると考えています。













木造住宅の良いところ・悪いところ、また、その他のコンクリート住宅や鉄骨住宅などの良いところ・悪いところ、それぞれが持っています。
私共・有限会社田所建築が最終的に求めるものは、係わらせていただき、住んで頂いたお客様の幸せな生活空間です。その空間をご提供することで末永く笑ってお付き合いをいただけることが何よりの私共の幸せに繋がるのです。